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ファボリ画報 Vol.1|50代、余白こそいちばんの贅沢。週末の一泊旅行で整う。

【ファボリ画報 Vol.1|50代、余白こそいちばんの贅沢。週末の一泊旅行で整う。】

 

【琵琶湖へ向かう、50代の週末ドライブ旅】

週末の朝。少しひんやりとした空気の中、琵琶湖へ向かう車が静かに走り出します。

 

 

向かう先は、2024年10月に開業したばかりの「サンクチュアリコート琵琶湖」。

「湖に浮かぶリゾート」「琵琶湖のベネチア」との呼び名がふさわしい、ラグジュアリーな宿泊施設。

40代、50代の男性女性問わず、ビジネスパーソンにとって、こうした一泊二日の小さな旅は、日常からほんの少し距離を置くためにも大切な時間と言えるかもしれません。

 

【光の滝が迎えてくれる場所へ】

ゲート入り口は周辺住民への配慮もあってか、非常にミニマムかつシンプル。大変センスよくまとめられています。

この奥に「琵琶湖のベネチア」が控えているとは、まだ想像もつきません。

 

 

ゲートをくぐりアプローチを進むと、そこはベネチアの街角を思わせる静かな気配。

車寄せは水面が生み出す反射が、ひとつの舞台装置に。

 

 

 

車寄せで荷物を預けます。まるで地中海のラグジュアリーリゾートを思わせる、洗練を凝縮したエントランスが静かに迎えてくれます。

 

 

 

車を停め、中へと歩みを進めると、最初に迎えてくれるのは「光の滝」と呼ばれるシャンデリア。

天井高いっぱいに広がる光のしずくが、これから始まる滞在への期待をゆっくりと高めてくれます。

 

 

ロビーに一歩入ると、窓一面に広がる湖。“季節によって表情を変える水辺”が、そのままインテリアの一部として成立しているよう。

シャンデリアを見るだけでも豊かな気分に浸れます。

 

 

 

バーの雰囲気もまるで映画の一場面にトリップしたかのような空間。

バーからも湖面が眺めることができます。

 

 

建物全体は、あたかも湖面に浮かんでいるかのような設計。水面が、歩くたびに表情を豊かに変えます。

離れて見ると外観は落ち着いたベージュ系のトーンですが、近づいてみると外壁一面に小さなパステルカラーのモザイクタイルがびっしりと貼られていて、非常にこだわりが感じられるディテールです。

 

 

【湖に沈む夕景と、イタリアン「OZIO」】

この日のディナーは、館内のイタリアンレストラン「OZIO」へ。

レストラン棟。どことなく迷宮を思わせる廊下。気分も盛り上がります。

 

 

 

夕暮れ時になると、琵琶湖の景色は一気にドラマチックに変わります。

オレンジから深いネイビーへと空の色が溶け合い、そのグラデーションが水面に映り込む様子は、言葉よりも静かなため息が似合う光景です。

 

 

 

イタリアで10年修行を重ねたシェフが手がける料理は、味はもちろん、器や盛り付けの美しさも印象的でした。

ひと皿ごとに「ここでしか味わえない時間」がきちんと用意されているような、丁寧なコースです。

シェフが学んだ「伝統のレシピ」と、その土地に合わせて進化させた“現代の感性”。二つのスタイルがテーブルの上で静かに交差しています。

 

 

 

 

 

 

北陸の魚介、近隣農家から届く野菜、そしてイタリアで磨かれた味覚。

どの皿にも「土地と経験」が混ざり合う奥行きを感じられる贅沢感。

食後のお楽しみは、ワゴンで運ばれてくるドルチェ。

 

 

こちらの施設では、まるで宝石箱のようなトランクに盛り込まれたデザートも登場し、思わず目移りしてしまいます。

 

 

迷わず「全部乗せ」を選ぶことに。甘さは控えめでとても上品な甘味です。いくらでも食べれそうな感覚。

ふっと力が抜けるような幸福感が広がります。

 

 

【夜の静けさと、湖に浮かぶ光の魔術】

ディナーを終えて、レストラン棟から、客室棟にもどる際のこの演出。

建物全体が夜の水面にふんわりと浮かび上がっていました。

ほどよく抑えられた光量が水に映る灯りが揺れ、どこか現実味が薄れるような、幻想的かつ不思議な静けさがあります。まさに非日常的な空間です。

 

 

 

【朝のテーブルに並ぶ、釜炊きご飯の幸せ】

翌朝は和朝食を選びました。

「目覚めのドリンク3種」

 

 

個別に用意された小さな釜。その蓋を開けた瞬間、炊きたての白米の香りがふわりと立ちのぼります。

 

 

艶々でふっくらとしたご飯には、ほどよく「おこげ」も入っていて、それだけで少し嬉しくなるような朝食です。

 

 

 

 

出汁の効いた鱧鍋、丁寧に盛りつけられた小鉢。

「きちんとした朝」を迎えている感覚で、身体も気持ちもゆっくり起きていくような時間でした。

中でも嬉しかったのが「琵琶湖で獲れた」ワカサギの南蛮漬けです。

 

 

短い滞在でも、こうした一つひとつの積み重ねが、心のどこかに静かな余白を残してくれます。

そして、「その余白」に次なる発想が産まれるのではないでしょうか。

 

【ラ コリーナ近江八幡へ、旅の余白を楽しむ寄り道】

チェックアウトを済ませたあとは、琵琶湖の反対側に位置する、クラブハリエ「ラ コリーナ近江八幡」へ。

琵琶湖湖畔のドライブが心地よい一時です。

 

 

「自然に学ぶ」というコンセプト通り、里山の風景をそのまま切り取ったような空間です。

 

 

 

施設内の建物も、「塗り壁と木」がふんだんに使われており、中にも「自然」との調和が織りなされています。

 

 

 

製造風景もガラス張りで見学できるようになっており、小さいお子さんはもちろん、大人も見入ってしまう迫力。

 

 

 

一番のお目当ては、ここでしか味わえない「生バームクーヘン」。

賞味期限は当日限り。ふわっと軽い食感とやさしい甘さが、今回の一泊旅行を締めくくるご褒美になりました。

 

 

贈る人の顔を想い浮かべながら、お土産を選ぶ楽しみも、旅の一部です。

 

 

 

お土産も買ったところで、今回の旅は終了です。

50代の国内週末旅行。若い頃のような刺激を求めるものではありません。

緻密に練られた建築美や、ほかでは味わえない料理、スタッフの所作と笑顔。

そうしたものに触れる時間が、知らないうちに自分自身を整えてくれるのかもしれません。

 

【大人の週末に似合う、本革バッグ。「GTSシリーズ」という選択】

今回のサンクチュアリコート琵琶湖への一泊ロードトリップで相棒となったのは、ノートルファボリの「GT-スポーツ」シリーズから、本革ショルダーバッグ「アリエル・プラス・GTS」。

 

 

 



 

上質なオイルレザーが放つ艶と落ち着いたデザインが、ホテルのラグジュアリーな空間にしっとりと調和し、装いに品格を添えてくれました。

欧州スポーツカーのインテリアを思わせる黒革と赤ステッチ。どこに置いても品格ある佇まい。それでいて近くで見ると「好きな人には伝わる」ディテールが宿っています。

40代、50代の男性の普段使いから休日バッグ、一泊旅行、海外旅行あらゆるシチュエーションに対応できる実に万能なショルダーバッグです。斜めがけのクロスボディスタイルなので両手もフリーでアクティブに動けます。

 

GTSシリーズには、全面本革仕様の上質な大人のボディバッグ「ジル・GTS」、A4サイズ、ノートPCも入り、一泊旅行にも対応できる大容量のトートバッグ「ロシェル・GTS」もラインナップされています。

 



 



 

 

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カテゴリー: ファボリ画報

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